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現役スクールカウンセラーの子育てブログ
発達

うちの子って発達障害?【ASD編①】

今回から「うちの子って発達障害?【ASD編】」をお話ししていきます。

これまで、ちょっと空気が読めなかったり、変わった言動が多かったりする子のことを「アスペっぽい」や「不思議ちゃん」のような言葉で表現したことはありませんか?

そんなお子さんの中で時々、ASDの診断をつけられる子もいます。

それでは、ASDとはいったいどのような障害なのでしょうか。

自閉症スペクトラム(ASD)って何?

ASDとは「自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder)」のことを指します。

スペクトラムとは「連続体」の意味で、これまで、自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害など、さまざまな名称で呼ばれていたものを、つながりのある1つのものとして見るために使われるようになりました。

これまでは、それぞれの診断名をつけていましたが、実際には症状が重なるところも多く、個別で診断する意味があまりないため、上記のような診断名になりました。

自閉症スペクトラム(ASD)の症状は?

ASDの特徴的な症状は

  1. 社会性の障害
  2. コミュニケーションの障害
  3. 行動の障害

の3つがあげられます。

①社会性の障害

他人への興味・関心が低く、相手がママであろうと関係を築くのが非常に難しいことがあります。

ASDのお子さんの中には、抱っこを嫌がったり、あやされても反応しなかったりすることも多いです。

逆に、不安で泣いたり、後追いをしたりすることもないので、ママからすると育てやすい子に感じてしまうこともあります。

②コミュニケーションの障害

ASDのお子さんは言葉の発達が遅く、言葉を覚えてもすぐに忘れてしまったり、相手の言葉をオウム返しするだけだったりすることがあります。

中には、言葉の発達に遅れが見られない場合もありますが、そのときには冗談が通じなかったり、たとえ話がわからなかったりして、スムーズなコミュニケーションが難しいことが多いです。

相手の表情や声色から感情を読み取るのも苦手で、いわゆる「空気の読めない」状態になってしまいます。

③行動の障害

ASDのお子さんの中には、1つのことにこだわり、飽きることなくその行動を繰り返すことがあり、「常同行動」とも呼ばれています。

こうしたこだわりの強さは行動面だけではなく、いつもの通学路が工事中で迂回しなければならない模様替えをして家の中の家具の位置が変わってしまった、という場面で不安につながることがあります。

学校の中でも、急な時間割の変更や移動教室にパニックを起こしてしまうASDのお子さんも少なくないと思います。

よく見られる常同行動

  • 手のひらをひらひらさせる
  • 手をパチパチたたき続ける
  • 換気扇や扇風機の羽などクルクル回るものを見続ける

おわりに

今回は、ASDの症状についてお話ししていきました。

少し専門的な内容に感じたママも多いと思います。

現在では1つの診断名をつけられていますが、それぞれの特徴ごとにお話しした方がわかりやすいと思うので、次回はASDの特徴を「自閉症」「アスペルガー症候群」という風に分けてお話ししていきます。

今回の内容より具体的な内容にする予定なので、次回も読んでもらえると嬉しいです。