すくかうぶろぐ
現役スクールカウンセラーの子育て応援ブログ
子どもの心と行動のサポート

中学生の反抗期、親はどう向き合えばいい?親自身の気持ちがラクになる接し方

こんにちは。スクールカウンセラーのまるです。

子どもが思春期に入ると、今まで通じていた声かけが届かなくなったり、反応がそっけなくなったりして、戸惑いを感じることが増えてきますよね。

ちゃんと育てているつもりなのに、どうしてこんなにイライラするんだろう
うまくやろうとしてるのに、子どもに冷たくされると傷ついてしまう…

そんな風に感じる親を相談の中でもたくさん見てきました。

そこで今回は、思春期の子どもと向き合う親自身の“こころのケア”についてお話ししていきます。

子どもとの関係に疲れてしまうのは「親失格」ではない

まず、はっきりお伝えしたいのは、

子どもとの関係に悩んだり、疲れたりするのは「普通」

だということです。

思春期は、子どもが精神的に自立していく大事な時期ですが、親子関係は一時的にギクシャクしやすくなります。

これは、子どもが親から距離をとろうとする自然なプロセスでもあります。

でも、それに対して親が「距離を取られた」と感じてショックを受けたり、「何か間違えたのかも…」と不安になったりするのも、自然な反応です。

そうした思春期の子どもとの関係に親が疲れてしまうことは、決して「親失格」というわけではありません。

親自身の気持ちも大切にすることが、思春期の子どもと向き合ううえで重要なポイントとなります。

子どもとの関係に疲れ果ててしまう≠親失格

親自身が自分の気持ちを大切に心のゆとりを持つことがポイント!

自分の心を後回しにしない

保護者の方の中には、

「私がしっかりしなきゃ」

「親なんだから我慢しないと」

と、自分自身の苦しい気持ちにフタをしてしまう人も多いです。

今までの相談の中でも、

「こちらが大人な対応を見せてあげないと」

と気を張りすぎて疲れ果ててしまったというパターンがよく見られました。

でも、親だって人間。完璧じゃなくて当たり前。

無理を続けていると、知らないうちに疲れがたまって、イライラしたり、落ち込んだり、子どもとの距離がさらに遠く感じたりします。

そんな時には、まずは自分の心にも目を向けてみてください。

自分の気持ちに向き合って心に余裕が生まれると、子どもとの関係にも変化が現れます。

思春期の子どもと向き合うコツ

  • 子どもが何を考えているのかわからない
  • 会話がすぐ終わってしまう
  • 急に怒る、泣く、黙る…

そんな時、「ちゃんと向き合わなきゃ」と思えば思うほど、苦しくなることもあります。

実は、“全部わかろう”としなくてもいいんです。

  • 今日は無理せず、話しかけるのはやめておこう
  • 少し離れて見守るだけでも、十分サポートになっている
  • 子どもが落ち着いたら、またそっと声をかけよう

こうした「ゆるやかな距離感」が、実は思春期の子にはちょうどいいことも多いです。

親自身の心を癒すためのヒント3つ

ここで、親が少しでもホッとできるよう、簡単なセルフケアの方法を紹介します。

1日5分、自分だけの時間をつく

  • 深呼吸をする
  • 好きな音楽を聴く
  • 何も考えずにお茶を飲む       など

こうした自分の気持ちをリセットする時間を意識的にとることが大切です。

「だれか」に話す

家族、友人、スクールカウンセラーなど、信頼できる人に話すだけで心が軽くなります。

「話してもいいんだ」と思えることが、回復の第一歩です。

“いい親”を目指しすぎない

子どもが元気でいるなら、それだけで十分がんばってます!

「今日も一日おつかれさま」と自分に声をかけて労わることもおすすめです。

思春期の子どもと向き合うためのヒントが詰まった本

『子どもの話にどんな返事をしてますか?』 著:玉置妙憂


ちょっとした声かけの工夫で、子どもとの関係がやわらかく変わります。

会話が減ってきた時期のヒントにもぴったりの1冊です。

子どもの発達に関する豆知識:「中学生の変化」

脳の発達が激しい時期

特に「感情」や「衝動」に関係する部分が先に発達し、「理性」や「計画性」をつかさどる前頭前野はまだ未熟です。

だから、感情的になりやすいのは自然で当たり前のことです。。

「親よりも友だち」が大事になる時期

家族よりも同世代のつながりを優先するのは、自立に向かう一歩。

でも、心の奥では親に見守っていてほしいと思っている子も多いです。

言葉での表現が減る=信頼していないわけではない

親とのやりとりが減っても、それは「親から離れようとする練習中」。

無理に話させなくても、「聴こうとしている姿勢」はちゃんと伝わります。

おわりに

親としてがんばる姿は、きっと子どもにも伝わっています。

時には立ち止まりながら、無理のないペースで進んでいくことが長続きのコツです。

ときにはすれ違ってしまっても、やり直せるし、寄り添い直せる。

スクールカウンセラーは、そのお手伝いをするためにいます。

「親のための場所」としても、気軽に活用してください。

親も子も、ひとりじゃない。

相談を通して、そんな安心感を持ってもらえたら嬉しいです。

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

※この記事には一部生成AIの文章が使われています。