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現役スクールカウンセラーの子育てブログ
スクールカウンセラー

不登校の居場所につながる、「フリースクール」ってどんなところ?

前回は、不登校のお子さんの居場所になる適応指導教室についてお話ししていきました。

今回は、フリースクールについてお話ししていきます。

不登校になったお子さんが、学校以外の場で居場所を求めた時に活用できるのが、前回お話しした適応指導教室と、今回お話しするフリースクールです。

では、そもそもフリースクールとはなんでしょうか。

フリースクールって何?

適応指導教室は市区町村の教育委員会など行政が運営している公的なものでしたが、フリースクールは個人や民間企業、NPO法人などが運営している私的なものになります。

運営している母体によって、規模や活動内容はさまざまで、自分に合ったフリースクールを探すこともできます。

学校のように決まったカリキュラムがないので、お子さんのペースに合わせた活動ができるのも魅力的です。

フリースクールによっては、学校と連携を図って、フリースクールに登校した日を「出席」とカウントしてもらえるところもあります。

私がカウンセラーとして勤務している学校のお子さんの中にも、フリースクールの登校を学校への「出席」とカウントしてもらっている子がいます。

どんな活動をするの?

活動内容はフリースクールによってさまざまですが、適応指導教室よりは自由度が高いスケジュールになることが多いです。

お子さん自身が、その日どんな活動するかを決められたり、自然の中での農作業などもカリキュラムに取り入れたりするところもあります。

場所によっては、宿泊を伴う研修を行うなど魅力的な活動も数多くあります。

なので、見学や体験などをしてみて、お子さん自身が行ってみたいと思う、フリースクールを選んでいただくのがいいと思います。

では、どうしたらフリースクールに通えるのでしょうか。

どうやってフリースクールに通うの?

そもそも、フリースクールに通わせたいと思っても、自分が住んでいる地域にフリースクールがあるのかわからない、というママも多いのではないでしょうか。

そんな時は、インターネットで検索していただくのもいいと思います。

しかし、ネットの中だけだとなかなか生の声が得られないかもしれないので、そんな時に活用してほしいのが、スクールカウンセラーです。

スクールカウンセラーは、地域のサポート資源の情報も持っているので、お住いの地域のフリースクールについても詳しく知っていると思います。

相談に来てくれている子の中には、そうしたフリースクールに通っているお子さんもいるので、実態に即したお話ができるのではないでしょうか。

私のところに相談に来てくれた子にも、フリースクールについて質問されることがあるので、地域のフリースクールの特徴をそれぞれお話しして、自分で選んで見学や体験に行ってもらうことがほとんどです。

そうして、お子さんに合うフリースクールが見つかった時には、通うと決めたフリースクールで申し込みをしていただければ大丈夫です。

学校はどうしたらいいの?

フリースクールに通っている間、学校とのつながりが切れてしまうのでは、と不安に思うお子さんが結構多いです。

しかし、フリースクールに通っているからといって、学校とのつながりがまったく切れてしまうというわけではありません。

学校は、

  • フリースクールと連携を図って活動状況を確認する
  • お子さんが来られるタイミングで学校に来て先生とお話しする
  • 学校に来られなくても家庭訪問や手紙などで連絡のやり取りをする

などのようなさまざまなやり方でつながりを作ってくれます。

たとえ、学校に来れなくてもお子さんは学校にとって大事な児童・生徒なので、どんな風に過ごしているのかをぜひ聞かせてほしいと考えています。

また、先生と話すのが辛いと考えているお子さんでも、スクールカウンセラーなら話してもいいと考えてくれている子もいるので、ぜひ、スクールカウンセラーを活用していただきたいです。

また、ママたちも学校から切り離されたような気持ちになってしまうかもしれないので、そうした時にスクールカウンセラーのところに来て、お話ししていただくのもいいのではないでしょうか。

おわりに

今回はフリースクールについてお話ししていきました。

学校でなくても、お子さん自身がいきいきと活動できるのならば、フリースクールという選択肢も間違っていないのではないでしょうか。

実際に、私のところに相談に来てくれたお子さんの中にも、フリースクールで活動を続けて、自信が持てたところで学校復帰に至った子もいます。

たとえ、フリースクールに在籍したまま中学校を卒業しても、高校への入学をきっかけにフリースクールを卒業する、という可能性も十分に考えられます。

お子さんそれぞれに違いがあるので、一概に同じやり方がいいとは限りませんが、このような選択肢もあるんだな、という風に受け止めていただけたらいいと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。

また次回も読んでもらえると嬉しいです。