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現役スクールカウンセラーの子育てブログ
スクールカウンセラー

子どもからの相談で多いお悩み3選

相談に来てくれたママたちから、時々

「子どもとも直接お話ししてくれるんですか?」

と聞かれることがあります。

特に、問題行動や不安の強いお子さん、不登校のお子さんをお持ちのママからそんな言葉が出てくることが多いように感じます。

結論から言うと、お子さん自身が相談に来てもいいと思ってくれたら、お子さんとも直接お話しすることは可能です

また、中学生ぐらいになると、自らの希望で相談に来てくれる子も増えてきます。

実際に、子どもからの相談を受けるとなったらどんな風にお話ししていくのか、私の経験を下に今回はお話ししていきたいと思います。

子どもからの相談ってどうやってるの?

基本的な流れは、ママたちから相談を受けた時とほとんど変わりません。

お互いに自己紹介をして、相談に来た経緯の確認をしていくところから始めていきます。

子どもの場合、緊張からなかなかお話ができない子もいるので、いきなり本筋には入らず、趣味の話や日常生活のことなどから話を深めていくようにしていきます。

まずは、お子さんが話しやすい話題から話していき、スクールカウンセラーと話すということへの抵抗感をなくしていく、というステップが子どもとの相談では欠かせません。

私自身、この人とだったらお話ししても大丈夫、という思いになってもらえるように意識しながら、日々子ども達とお話しさせてもらっています。

子どもからの相談内容は?

子ども達とお話ししていくと、さまざまなことを困り感として表現してくれます。

よく出てくる困り感としては、

  • 不安や緊張との付き合い方
  • 学校への思い
  • 家族の話

が、多いように感じます。

お子さん自身が困って相談に来る場合もありますが、よくあるのはご家族や先生から相談に行ってみるように促されて相談に来ることがほとんどです。

不安や緊張との付き合い方

小学生、中学生、どの年代のお子さんからも出てくる困り感です。

  • みんなの前で発表するのが不安
  • 授業中に先生から当てられちゃうんじゃないかと不安になる
  • クラスの子や先生に話すのに緊張してしまう
  • 給食の時間が不安になる

などのような、不安や緊張を抱えている子ども達も少なくありません。

そんな不安についてのお話が出てきたら、不安の強さはどれぐらいなのか、不安や緊張を軽減できるような工夫の方法ができそうか、などについて一緒に考えていきます。

場合によっては、先生やママにも協力してもらう必要があるので、その場合には先生やママ友お話ししてもいいかも確認していきます。

相談を受けて終わりというわけではなく、子ども達なりに実践してみてどうだったか、という振り返りの時間も作っていきます。

そうすることによって、より子ども達の実態に即した対応にすることができます。

学校への思い

不登校の子ども達から一番多く出てくる困り感です。

  • 学校に行きたくても行けない
  • 教室に入るのが怖い
  • 学校が楽しくない

さまざまな思いを抱えながら、学校に行けなくなっている子ども達が非常に多いです。

特に、気持ちに体がついていかない状態の子ども達は、朝起きられないなどもあり、周囲からサボっているように見られてしまって辛いと訴えることがあります。

スクールカウンセラーは子ども達の思いを受け止めて、子ども達自身が楽しく生活できるように何ができるかを一緒に考えていきます。

その中で、どのような段階を踏めば学校に行けそうか、学校以外の居場所の方がいいのか、学校の中で信頼できる人はいるのか、などのようなこれからのことについてお話ししていきます。

私自身、子ども達が自分の将来について考えられるように、学校行事のスケジュールや進路について情報提供をしていき、自分で見通しを立てられるようにサポートできるよう意識しています。

家族の話

中学生ぐらいの思春期のお子さんから、特に多い相談内容です。

反抗期に差し掛かり、家族との関係がうまくいかなくて悩んでしまうということが多いように感じます。

中学生の時期は、「自分」を認めてほしいとの思いも強くなる時期でもあり、思うように家族から認めてもらえないと感じてしまう子ども達もいます。

また、中学生になると、小学生の時以上に自立というものを求められます。

そのせいか、小学生の時にはできるとほめられていたことが、「できて当たり前」という形に変わっていき、子ども達の自尊心が満たされにくくなってしまうということもあります。

そういった状態の子ども達のことを、ママたちからは中学生になってなんでも自分でやらせるようにしてしまい、あまりお子さんのことを見てあげていなかった、という形でお話ししてくれることもあります。

このことは、どちらが悪いということではなく、成長の過程で必要なものだと思います。

いつまでも、小さい子どものように親から満たしてもらうわけにはいきません。

なので、お子さんそれぞれのペースで合わせながらになるかと思いますが、少しずつ自分で自分を認めてあげて自尊心を満たしていく、という形に変えていけるように見守りが求められるのかもしれません。

なので、ママ達にはお子さん達の成長に合わせて、見守っていただけるようお願いしたいです。

おわりに

今回は、子どもが相談に来た場合にどのような流れになるのかについてお話ししていきました。

上記にあげた相談内容以外にもさまざまな相談が子ども達から出てきます。

相談だけではなく、学校や家庭の中で話す人があまりいなくて、ただの話し相手の1人としてスクールカウンセラーのところに来てくれる子もいます。

そうしたさまざまなニーズに応えられるよう、私自身、日々子ども達の流行などをキャッチできるよう情報取集しています。

子ども達のお話しから学ぶこともたくさんあり、お話しするのが非常に楽しいです。

子ども達にとってもお話ししてみてよかった、と思ってもらえるような相談になれたらいいな、というのが私の願いでもあります。

ママ達からも、お子さん達に気軽にスクールカウンセラーへの相談を勧めていただけると私としては非常に嬉しいです。

今回も読んでいただきありがとうございました。

また次回も読んでもらえると嬉しいです。