スクールカウンセラーとして相談を受ける中で、
「子どもに発達障害の診断が出たけど、家庭でできるサポートはどのようなものがありますか」
のような質問をされることが時折あります。
そこで今回は、子どもに発達障害の診断がされた時にご家庭でできるサポートについてお話ししていきます。
Contents
子どもの発達障害に家庭でできるサポート
子どもに発達障害の診断がされると、ママ達も非常に動揺して何をしたらいいのかわからずに悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
さまざまなやり方があるかと思いますが、普段相談に来てくれたママ達には
- どんな時も子どもの味方でいる
- 当たり前のことでも、子どもが納得いくように説明する
- 基本的な生活習慣を身に付けられるようにする
の3つを意識していただくようにお伝えしています。

①どんな時も子どもの味方でいる
発達障害と診断されると、ショックを受けて突き放してしまったり、心配になって構い過ぎてしまったりすることも少なくありません。
子ども自身もなんとなく、
「自分はみんなとは何となく違う気がする」
という違和感を抱えている場合もあります。
そうした時に、ご家庭で大切にしてほしいポイントは
「どんな時でもあなたの味方だから、いつでも見守っているよ」
というメッセージを程よい距離感で伝えていただくことです。
また、家族が一貫した接し方を子どもに対してすることで、子ども自身も混乱せずに済むのではないでしょうか。
家庭での一貫した接し方は、発達障害の有無にかかわらずに必要なことだと思うので、その点も家族で話し合っていただくのもいいと思います。

- 家族で統一したやり方をする
- あまり指示を出し過ぎない
- あまり手助けしすぎない
②当たり前のことでも、きちんと説明する
普段生活している中で、
「これぐらい説明しなくてもわかるはず」
と感じるものはたくさんあると思います。
- 感じたままを相手に正直に伝えない方がいいこともある
- お店のものはお金を払ってから家に持って帰る
- 人の持ち物は勝手に持って行かない
こうした世の中の暗黙のルールやマナーは、どこかに明文化されていたり、誰かに教わったりするわけではなく、自然と身に付けていく場合が多いかと思います。
しかし、こんな当たり前のことが発達障害の子ども達からすると、理解しにくいことがあります。
なので、「これぐらい」と思うものでも子どもの納得いくように説明してあげることが、ご家庭でのサポートとして求められます。

③基本的な生活習慣を身に付けさせる
子どもが発達障害の受けると、
「将来、自立して社会生活を送れるのか…」
という不安が出てくる方もいるのではないでしょうか。
発達障害の診断を受けていても、自立した社会生活を送ることはもちろんできます。
そのためにも、基本的な生活習慣を身に付けさせることをご家庭では意識していただくのがいいと思います。
- バランスの取れた食事
- 規則正しい睡眠時間
- 清潔な身だしなみを整える
- 適切な金銭感覚
こうした基本的な生活習慣を身に付けられると、社会に出て自立した生活を送りやすくなります。
日頃から、買い物の手伝い、食事の準備や後片付け、洗濯などのお手伝いを取り入れられるといいのではないでしょうか。

では、こうした家庭でのサポート以外にできるものはないのでしょうか。
周囲のサポートはどのようにお願いする?
子ども達が生活しているのは、ご家庭の中だけではなく学校や習い事などさまざまな場面があります。
そうした子ども達にかかわる人達にもサポートをお願いできると、ママと子どもにとっても安心です。
サポートをお願いしたいと思っても、お願いの仕方がズレてしまうと十分なサポートが得られないこともあります。
ポイントとしては、
- 家庭での対応の仕方を伝えて共通理解を図る
- 学校と家庭が協力して子どもを支援するという方向性の確認をする
- 学校と家庭の役割の違いを理解し、求めるばかりにならないようにする
- 学校と家庭ですぐに相談できる体制を整える
- 協力した結果について話し合う機会を作る
といったことを意識していただくのがいいのではないでしょうか。
学校と家庭、双方の信頼関係がないと、子どもの支援には役立ちません。
お願いばかりをするのではなく、学校と家庭が協力して子どもをサポートしていきたい、という思いをきちんと伝えていただければ、学校からも最大限の協力が得られると思います。

おわりに
今回は、子どもが発達障害の診断を受けた時にご家庭でできるサポートについてお話ししていきました。
今回お話ししてきた内容は特別な知識や技術は必要ありません。
ママ達が日頃から子ども達のためにやってきたことこそが、ご家庭でできるサポートとしてとても大切なものです。
「このサポートの仕方でいいのかな?」
そんな風に悩むことがありましたら、ぜひお近くのスクールカウンセラーにご相談していただけるといいと思います。
このブログのコメントでも、もちろん大丈夫なのでよろしければご活用ください。
今回も読んでいただきありがとうございました。








