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子どもの「休みたい」が増えてきた!?そんな時に親はどうしたらいいの?

GWが明けてから1週間が経ちました。

だんだんと普段通りの生活に戻っていった子もいれば、まだまだ調子を取り戻せない子もいるのではないでしょうか。

こうした連休明けの時期は、子どもの「休みたい」という言葉が出やすい時期でもあります。

その言葉を聞くとママたちからすると、

「もしかしたらこのまま不登校になっちゃうかも」

といった不安が出てくると思います。

そこで今回は、子どもの「休みたい」が増えてきた時にご家庭でできることについてお話ししていきます

子どもの休みたい気持ちにつながるきっかけ

子どもにとって学校生活は楽しいことばかりというわけにはいきません。

時には友達とケンカしてしまったり、思うようにできなかったりとさまざまな困難も出てきます。

そうした中、「休みたい」という気持ちにつながるきっかけとしてよく聞くものは、

  • 特定の苦手な行事(運動会等)がある時
  • 苦手な授業やテストがある時
  • 友達との関係で悩んでいる時
  • 自分が思い描いていた姿と違っている時

などがが挙げられます。

こうした明確な理由がなくても、

  • だるい、腹痛、頭痛といった体調不良
  • 表情が暗く生気のない様子
  • 終始イライラして荒れている様子

このような普段と違う姿が休みたい気持ちのサインとなっていることもあります。

では、こうしたサインが出てきた時にご家庭ではどのように向き合っていけばいいのでしょうか。

子どもの休みたい気持ちとの向き合い方

休みたいという気持ちは、誰しもが感じたことのある気持ちです。

その気持ちと上手に向き合えれば問題ないのですが、子どもの「休みたい」は向き合い方によっては不登校につながるかもしれません。

さまざまな経験を経て大人になったママたちからすると、子どもたちから出てくる休みたい理由が些細なもののように感じることもあるかと思います。

実は、子どもたちも

「そんなことでって言われるだろうな…」

と感じながらも休みたい気持ちを訴えてきています。

他の人にとってはそんなことでということなのはわかっているけど自分にとってはそんなことでとは思えないから休みたい気持ちになっている。

こうした気持ちを否定されてしまうと、自分のことをわかってくれていない」という気持ちが強くなり、より一層不登校につながる危険性が高まります

なので、子どもの休みたい気持ちとの向き合い方のポイントとしては、休みたい理由を否定せずにそのままの言葉で受け止めるということになります。

つい「そんなことで…」と言いたくなってしまう場面もあるかと思いますが、最初の向き合い方としては子どもの気持ちを否定しないように意識していただくのがいいと思います。

子どもが休みたいと話した時には、「そんなことで」と否定せずに、まずはそのままの言葉で受け止めることが大切!

では、こうした向き合い方以外にもできることはあるのでしょうか。

子どもの休みたい気持ちの対処の仕方3選

ここでは、上記の子どもの休みたい気持ちへの向き合い方以外の具体的な対処の仕方についてお話ししていきます。

子どもの休みたい気持ちにどう対処していけばいいのかというと、

  1. 子どもの気持ちを整理する
  2. 勉強でのつまずきがどこから来ているのかを探る
  3. 学校との協力体制を作る

この3点が考えられます。

①子どもの気持ちを整理する

子どもの休みたい話を聞いた時に、つい説得してしまった経験があるママも少なくないのではないでしょうか。

  • 休みたい理由なんてわからない、考えたくない
  • むかつく友達がいるから殴って仕返ししてやる
  • 宿題が終わってないから行きたくない
  • 先生に殴られたから行きたくない

こんな風に嘘をついたり投げやりになったりと、聞いていてイライラとするような言葉が出てくると「もういい加減にして!」と言いたくなってしまうと思います。

闇雲に話を聞いているとイライラ感が増してしまい、ママも子どももモヤモヤした状態で話が終わってしまう危険性があります。

子どもの話を聞くときのポイント
  • 理想はどうしたいのか
  • 今はどんな状態なのか
  • 今の状態を理想に近づけるためには何ができるか

こうしたポイントを押さえながら話を聞いていくと、考えがまとまってこの先の方向性も見えていくのでおすすめです。

話を聞いていく中で、ママ達の意見を伝えたい時には「私は…」を主語とするIメッセージで伝えると押しつけがましくなりにくいと思います。

②勉強のつまずきポイントを探る

学校生活を送る上で勉強は切っても切れない存在です。

そうした中で、勉強ができないことから休みたいと訴える子どもは少なくありません。

「自分だけで宿題が終わらせられないから学校に行きたくない

「勉強ができないのがわかっているからこそ勉強したくない」

そんな風に訴える子も中にはいます。

ここで大事なことは、無理やり子どもに勉強をやらせるのではなく、

  • どの教科に苦手意識を持っているのか
  • 勉強以外に悩んでいることはあるか
  • 子どもの特性で気になるところはあるか

こうした点を見極めることです。

子どもの努力だけではどうにもならない部分でつまずいていることもあるので、こうした見極めができるとどんな手助けができるのかを具体的に検討しやすくなります。

集団での学習だと、みんなから遅れているように感じて行きたがらないこともあるかもしれません。

そんな時には、

こうした個別指導での学習を進めてみるのもいいのではないでしょうか。

③学校との協力体制を作る

行きたくない理由の中には、学校と協力していくことによって負担が減らせるものもあります。

  • 運動会等の行事への参加の不安
  • 友達との関係への不安
  • 学習への不安

こうした不安に対して担任の先生に相談することによって、配慮が得られて解決するかもしれません。

  • 行事の参加の仕方を工夫する
  • 友達との間に入って調整する
  • 授業中の指名等に配慮する
  • テストなどを別室対応できないか工夫する

このような配慮をお願いしたことによって、行きたくないが軽減した子どもが今までの相談でも少なくありませんでした。

学校生活に悩みを抱えていることを、担任の先生に相談することに抵抗のあるご家庭もあるかと思います。

「甘やかしていると思われたらどうしよう」

「過保護な親だと思われるかも」

こんな風に心配したママの相談の声を時折聞きます。

学校に行かないという選択肢しか選べなくなるよりは、不安な気持ちが小さいうちに学校と協力して対処して選択肢を増やせた方が子どもにとっても安心できるはずです。

学校も少しでも子どもの不安が和らぐのであれば、と柔軟に対応してくれることも増えてきたので心配だと思ったらすぐに相談に行っていただくのもおすすめです。

もし、「こんな相談してもいいのかな…」という心配がありましたら、スクールカウンセラーに一度相談してみるのもいいと思います。

おわりに

今回は、子どもの「休みたい」が増えてきた時にできることについてお話ししていきました。

子どもが「休みたい」と言い出したら、不安になったり焦ったりしてしまうのはとても自然なことです。

そうした不安が今回のお話しで少しでも軽減されたら嬉しいです。

今回も読んでいただきありがとうございました。