すくかうぶろぐ
現役スクールカウンセラーの子育てブログ
発達

発達障害ってどんなもの? 現役スクールカウンセラーがそんな疑問にお答えします!

近年、発達障害に関連する書籍やTV番組、ネットニュースなどさまざまな情報が飛び交っています。

そうした内容を目にするママが増えてきた中で、

「うちの子は発達障害なのかもしれないと心配」

「いろんな情報があって、どれが正しいかわからない」

「誰に相談すればいいのか困る」

といった相談を受ける機会が多くなりました。

そこで今回は、発達障害に関する疑問についてよく寄せられる質問にお答えする形でお話ししていきます。

よく寄せられる発達障害に関する疑問

日々の相談の中で、発達障害についてママ達からは

  • 発達障害って病気なの?
  • 発達障害って治るの?
  • 発達障害だと通常学級にいられなくなってしまうのでは?
  • 発達障害はどこで診てもらえばいいの?

という疑問の声が多く寄せられます。

発達障害って病気なの?

発達障害=病気

と思われがちですが、発達障害の線引きは人によってとらえ方が違います。

動きが活発な子どもを見て、Aさんは「元気があって素敵」と感じても、もしかしたらBさんは「落ち着きがなくて困る」と感じる場合があります。

発達障害の子どもが持つ特徴は、人によってとらえ方が千差万別なので病気というよりは個性性格としてとらえていく方が馴染みやすいと思います。

発達障害かそうでないのかの線引きは、その子どもの置かれている環境によっても左右されます。

たとえ子どもに発達障害の特徴がいくつも当てはまっていても、子どもが学校で楽しく過ごせているなどうまく適応できていたら発達障害の診断はつきません。

発達障害の診断がつく子とつかない子に明確な差がないからこそ、

「こんな行動をするから絶対に発達障害だ」

という決めつけはママだけではなく、子どもも苦しめてしまうことになりかねません。

どんな子どもにも発達障害の特徴と呼ばれるものは、程度の差はあれど見られるものです。

なので、診断名が必要な場合もありますが、そうではなく発達障害の傾向があると考えた上で対応を検討していくのもいいのではないでしょうか。

発達障害の診断名にこだわらず、発達障害の傾向があるという視点から対応を考えていくことも大事!

発達障害って治るの?

発達障害の特徴は、脳の働き方が原因で引き起こされるもので、お薬や手術によって治るものではありません。

ADHDなどで薬物療法を行うこともありますが、それも根本的な治療ではなく症状を落ち着かせて集中力をアップさせるなどのために使われます。

発達障害で重要なのは、「治療教育=療育」を行い、日々の困ったを減らして社会生活に適応できるようにしていくことです。

療育を受けた結果、発達障害の特徴があまり気にならなくなったのは治療できたってことじゃないの?

こんなことを思われるママもいるかもしれません。

発達障害の特徴が気にならなくなったのは子どもの対応力が上がった結果であり、脳の働き方そのものが変わったわけではないということも知っておいていただくといいと思います。

発達障害だと通常学級にいられないの?

発達障害と診断されてしまうと、特別支援学級に行かされてしまうのではないかと心配になっているママもいるかと思います。

基本的には知的な遅れがなければ通常学級に在籍することは可能です。

しかし、子どもの状態によっては特別支援学級や通常学級に在籍しながら通級指導教室での指導を受けるようにおすすめすることもあります。

子どもの受け入れの状況によってはそうした特別な支援を望まない場合もあります。

その時には、特別教育支援員などのサポーターをクラスに配置してもらい、個別のフォローをお願いするといった方法もできるかもしれません。

学校や子どもの状況によってどんな方法がいいのかは変わっていきます。

なので、どうすればいいのかお困りの際には、学校にいる特別支援教育コーディネーターの先生やスクールカウンセラーなどに相談してみるのもいいと思います。

子どもによって適切な環境は千差万別!

どんな場所がいいかは専門家に相談してみよう!

発達障害はどこで診てもらえばいいの?

実際に子どもの様子を見て気になるなと思ってもどこに相談に行けばいいのか困ってしまうこともあるかと思います。

主な相談先としては、

  • かかりつけの小児科医
  • 子どもが在籍している保育園・幼稚園・小学校
  • 自治体の子育て相談窓口
  • 地域にある療育センター
  • 発達障害の専門医

が考えられます。

いきなり療育センターや発達障害の専門医のところに行くのに抵抗感があったり、そもそもどこにあるのかわからなかったりすることもあるかと思います。

そんな時には、上記の3つの場所に相談してみてどんな場所があるのか情報収集していただくのもいいと思います。

発達障害の専門医の中には、かかりつけの小児科医からの紹介状が必須なところもあるので、そうした情報も集めるのも大事なポイントです。

また、ママ達の口コミも貴重な情報源なので、身近な人に話を聞いてみるのもいいかもしれません。

おわりに

今回は、発達障害に関する疑問についてよく寄せられる質問にお答えする形でお話ししていきました。

相談の中では、必要に応じて専門機関に相談に行くようお伝えすることもあります。

ママ達を嫌な気持ちにさせないように配慮しながらお話ししていきますが、なかなかうまくいかないことも時々あります。

少しでも前向きな気持ちで見てもらえるように何ができるかを日々考えながら相談を受けています。

人によって受け止め方はいろいろなので、その人に合った伝え方ができるよう私自身試行錯誤を繰り返しています。

今回は私が受けてきた中で多かった質問にお答えしてきましたが、もしこれ以外にも気になることがありましたらいつでもコメント欄よりお待ちしております。

今回も読んでいただきありがとうございました。

また次回も読んでもらえると嬉しいです。